「こころの元気」エピソード集 ~こちらこそありがとう~
あずみ苑は、「こころの元気」を合い言葉に、お客様ご自身とご家族様に、快適と安心をお届けしています。
11月11日(日)は『介護の日』でしたね。
「あずみ苑」では、より多くの皆さまに“介護”のことを知っていただきたく、
お客様との触れあいの中で、こころが“ほっこり”するエピソードをご紹介してまいります
私が以前、あずみ苑のショートステイで働いていた時のエピソードです。
当時、寝たきりのA様がご入所されたときの事でした。
A様は、夜間帯も歌を歌ったりお経を唱えたりと落ち着かれないご様子でした。
ナースコールがあり、訪室すると
「ごめんなさい。私、うるさいわよね。でも慣れない所にきたせいか不安で眠れないの・・・」
私はA様のお話を傾聴する事にしました。
A様は、昔の事やご家族の事、色々な事をお話して下さいました。
たくさんお話されたせいか「喉が渇いたわ」とおっしゃったので飲み物をお持ちした所、
少しづつ口に含まれ、満面の笑みで「あぁ美味しい。生き返ったわ。」とおっしゃると泣き出してしまわれました。
「家族の事を思い出して不安だったけど、あなたが笑顔で接してくれて話を聞いてもらったおかげで嬉しくて泣けてきちゃった。ありがとう。」
その後、2泊3日のご利用を終え、ご自宅に帰られたA様から、お手紙を頂戴しました。
手紙には、「サービス利用中に親切に対応してくれた」と、お礼の言葉が記されていました。
私はとても嬉しく、ご利用されるお客様は皆、最初はとても不安だという事を改めて感じ、その不安を少しでも取り除いてあげられるようなサービスを提供出来るスタッフで在り続けたいと思いました。
現在はあずみ苑内の有料老人ホームに異動をしましたが、今でもあの時のA様の笑顔が忘れられません。
嫌な事があった時や疲れた時などにあの時の笑顔を思い出しながら頑張っています。
今では「こちらこそありがとう」の思いでいっぱいです。
「こころの元気」エピソード集~「こちらこそありがとう」.pdfをダウンロード
(有料老人ホーム 介護職員より)