「こころの元気」エピソード集 ~お客様と私を繋げた歌~
あずみ苑は、「こころの元気」を合い言葉に、お客様ご自身とご家族様に、快適と安心をお届けしています。
お客様との触れあいの中で、こころが“ほっこり”するエピソードをご紹介してまいります
あずみ苑に入って間もない頃、ショートステイの介護職員として働いていた私は利用者様のケアに奮闘していました。
まだ「介護」という仕事に慣れていなかった為か食事や排泄、入浴等の介助が円滑に出来ず、とても重労働に感じていたのです。
そんな折に一人の女性のお客様が入所されました。
その方は認知症が進んでいて会話もままならず、私は、行動や気持ちを汲み取るのに苦慮していました。
ある日、そのお客様が中国に住んでいたという話をご家族様からお聞きしました。
その後、そのお客様の前で「北国の春」を中国語版で歌ってみた所、なんとその方も一緒に歌いだし、最後に「ありがとう」と言ってくださったのです。
この話をご家族様にさせて頂いた所、大変喜ばれ、私を「先生」と呼んでくださるようになりました。
このことは、お客様と私の心を繫げたエピソードとして今でも深く心に刻まれています。
(有料老人ホーム:計画作成担当より)